2013/05/08
おむすび

ふと思い出した。
小学生中学生のときの弁当。

友達のお弁当には黄色い卵焼きに
赤いウインナー(切れ目がキレイに入ったやつorタコさん)、
緑の野菜などが配されていて、
おむすびはラップやアルミで1個1個包まれていた。

が、私の母は
ウインナーといえばシャウエッセン系の
ごんぶと&無着色。デザイン切れ目もナシ。
まんまドーンと入っていた。
卵焼きはなんだか茶色くてしみったれている。
しかも、おむすびは竹の皮に包まれていた。
本格的な竹の皮か、うすくカンナで削ったような
あきらかに樹木系の皮。
2個あるいは3個を包むので、必ず形が崩れている。
しかも食べるときに手が汚れる。

友達にいわれた。「日本昔話みたいだね」って。

母は母なりに本格派で着色料とか防腐とか
いろいろと考えてくれていたのだろうけれど、
見てくれをもっとも気にする思春期には
なかなかのハードルだった。

今でこそ竹皮で包んだおむすびなんて
オサレ系に属するんだけど、
当時は異端児。

コロッケだって、友達たちのコロッケはなんだかかわいくて、
コーンとか入っていて、小さいオサレな形。
たぶんニチレイとか雪印とかの流行の冷凍食品。
ハンバーグだって小さくて、かわいらしい。

でも私のコロッケはドーンと小判型の大判そのまんまで、
生協のコロッケそのまんま。
ハンバーグに至っては、どす黒く焦げた色に近いハンバーグが
ボンッと入っていて、手作りなのはわかるけど、
もうちょっと憂いと可愛げのある弁当だったらなぁ、と当時は思った。

ときには飯の上に豚の生姜焼き(切らずにドーン)を
敷き詰めただけの肉弁(でも美味しかったし一番の好物だったけど)

色気とか可愛げとか一切なくて、質実剛健弁当。
思えば、食べ物への敬意を感じる弁当だったなぁと。

姉は納豆が好きだと言ったら、弁当に納豆を入れられて
ブチキレた(暴れた)過去がある。

なんというか、母は武士っぽいというかサムライっぽかったな。
なので、今のキャラ弁が到底信じられない。

Posted by 吉田潮 on 2013/05/08 at 17:41:47




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