2015/10/25
家族回帰

井上理津子さんの本「親を送る」を読んでからというもの、
家族が心配でしょうがない。
ということで、親の家へ遊びに行く。

数年ぶりに作ったチーズケーキを持って。
添えるのは食物繊維と乳酸菌
サツマイモと紅玉のオレンジジュース煮、水切りヨーグルトを添えて。
なんつってかっこつけてるけど、
チーズケーキはあれだ、我が家に砂糖がなくて、
はちみつで代用したけど、甘味が足りなかった。断然足りなかった。
なので、幸薄いチーズケーキである。幸福感がないんだよ。

親は親でいつものぶつ切り煮物系で出迎えてくれた。
おでんだか煮物だかよくわからない

今の与党党首が大嫌いな母。
テレビに映ると、「あーほんとイヤッ!!」と叫ぶくらい。
父はぼんやりしていたり、ときどきハッと鋭くなったりを繰り返す。

猫の話をしていて、母が
「ほら、作家で猫を多頭飼いしてて、ごはんあげるときに並べて
満足そうに笑ってた、あの人、なんだっけ?」という。
私はわからなかった。もうちょっと情報頂戴。

母「ええと、大岡昇平じゃなくって、ほら、あの、ええと」
父「ダイブツだよ。ダイブツ」
私「ああ、オサラギジロウ?」
母「そうそう、大佛二郎!」

ぼけっとしてるかと思いきや、ちゃんと記憶の回路はつながっている父。
感心した。

たぶんこういう会話は、スマホかなんか持ってる人がいれば、
すぐに検索してくれるのだろうけれど、残念ながら高齢家族、
スマホひとりも携帯せず。

勢い余って、両親と姉の家にも行く。
姉の畑には、手前から白菜、ブロッコリ、大根、トウガラシ。
ミドリモノ多し

姉が生姜をとっといてくれたので、土から引っこ抜いて、茎を切り落とす。
種生姜からもりもりと生える新生姜。スライスして甘酢漬けだな。

さらに柿の木にはたわわたわわたわわー
柿がめっちゃなってる。いくつかもらっていく。
そうそう、青ゆずも。

で、今回の姉宅襲撃には目的があった。
それは、春ごろに拉致監禁して家猫化させているニャンコたちである。
親のデッコちゃん、そして4匹の子猫たち。

デジカメもっていかなかったので携帯で撮ったら粗い粗い。
コデッキくん ミケちゃん

人懐っこいコデッキくん、警戒しつつもちょいヌケサクなミケちゃんの2匹は
とりあえず姿を見せてくれる。
2階から興味津々

でも、他のチャトラ、シマ、そして母親のデッコちゃんは超警戒中。
まったく姿を見せてくれない。イケズ。
それでも姉が夕方に缶詰の餌を大量に用意すると、
わらわらと5匹全員が揃った。

壮観。猫5匹のごはん風景。これこそまさに大佛次郎じゃん!!
そういう写真を今度は必ず撮って来ようと思う。
今回は猫のご機嫌をとろうと、缶詰を大量にリュックに詰めていたので、
あまりの重さにカメラすら持ちたくなかったのだ。

そんなわけで家族回帰の日々。
あ、仕事もたんまり。ちゃっちゃと片付けないと!
次のイベントは伊勢神宮だ!

Posted by 吉田潮 on 2015/10/25 at 18:09:42




2015/10/10
ベトナムの想い出

友人Cとベトナムへ。初めて行くベトナム。
メジャーなホーチミンでもハノイでもなく、
ビーチリゾートのダナンと世界遺産の街・ホイアンへ。

今回はホテルと空港の送迎だけついていて、
土産しこたま買わされるようなツアーは何もついていない旅。
出迎えてくれたスタッフさんは20代前半くらいに若く見える女性だったが、
すでに子持ち。日本語学校で教わったフレーズを繰り返すのが
微笑ましい。サクラが好きです、ってやつね。

ホテルからすぐのフードコート的レストランへ。
注文は写真つきのメニューがちゃっちゃか見られる
パッドで。世の中進んでるわね。指さしでオーダーできる。

ホイアン名物ホワイトローズ

生春巻エビプリ

メニュー写真と全然違うデザート

1軒目のホテルはかわっぺり、リバーサイド(井上陽水の声で)。
オーストラリア人が多く、古いながらも快適で、スタッフも親切丁寧。
リゾートホテル然としたたたずまい

ホテルからホイアンの市場まで
無料のシャトルボートを出してくれている。
川の目の前なので、大雨降ったら大変だなという立地だが、
リゾートと生活臭とがごっちゃに混ざる風景がいい。
浮世絵っぽくね?

ホイアンの世界遺産は古い街並み。
来遠橋とか、フーンフンさんの家とかタンキーさんの家とか
クアンタンさんの家とか、昔ながらのうなぎの寝床風な造りを見学できる。
あれ、これ誰んちだったっけ
広東省出身の漁師が建てた家で、螺鈿細工が施されている。
欧米系の人、好きだよね、こういうの。
これも誰かんち

奥が深くて暗いうなぎの寝床風だからこそ情緒があると勘違いするんだけど、
いや、情緒はある、あるけど、実際にまだ住んでいる人もいる。
5枚つづりのチケットを買って、一つに入るのに1枚ちぎられるシステム。

クアンタンさんちで作ってるホワイトローズ

花弁のように御開帳

ヌクマムつけてぺろっと。一皿250円くらい

ホワイトローズってのは蒸し餃子。海老のすり身が入っていて
さっぱりした味わい。フライドガーリックが乗っかっていて、
空腹時なら100個食べられる。
クアンタンんちの奥が、普通に人んちの台所になっていて、
そこでお姉さんたちが作ってるそばで食べられる。
このかまども現役で使われている模様。
そういえば、うちの父の実家もこんな感じだったな。
かまどっつうかガス台つうか

お姉さんたちがチネチネ作っている横で、コップに氷入れたビールを
寝っころがりながら飲んでいる男性をみて、Cが
「南国の働かねえ男、写真撮ろう」なんて言っていたのだが、
シャッターチャンスを逃す…。

日本人が作った来遠橋
ホイアン…
この橋を渡るにもチケット必要。
日本っぽいのは、入口出口に祀られてる犬と猿の像、
そしてこのカタカナ。ハライがしっかりしたカタカナ。

フンフンんち
フンフンさんちは2階建てで、2階にも上がれる。

フンフンさんちは商業色強し
1階では刺繍ハンカチを売っていて、2階ではシルクの寝巻やら
枕カバーやらをお姉さんたちが売りつけてくる。
モノは悪くなさそうだけれど。

2階から格子戸で階下を見下ろす

階段は非ユニバーサルデザイン

昼飯はホイアン名物のカオ・ラウ。太麺&チャーシュー&甘辛。
と、揚げワンタン。揚げワンタンはなんというか、パリパリ面積が過多のワンタン。
しかし何を食べてもうまい

実は、ホイアン市場に到着早々、客引きのおねえさんにつかまって、
オーダーメイド服を作ることになった。乗ってみようそってみようってことで。
私は外着用は難しいなと思ったので、家で着られるジャージーコットンの
ワンピースを作ってもらうことに。6000円くらいとお高いけれど、
私のくるぶしまで隠れるワンピースは既製品にはないから。
布すげえ使うから負けられない、とお姉さん。
とりあえず半日で作れるというので、頼んでみた。

客引きのお姉さんは32歳で3人の子持ち。男男女の子持ち。
ベトナム、みんな産んでる産んでる育ててる。
お姉さんに「子供はいないの?」と聞かれて
「欲しかったけどできなかった」的な適当英語を言ったら、
「Oh,Sorry」と激しく同情されてしまった。

子供を産むのが当たり前、夫婦共働きが当たり前、
それがベトナム。繁殖バンザイ。

一方、ここで一つの悲劇が。
Cはカラシ色の上品なワンピースをオーダー。
3センチ四方くらいの布のサンプルから選んだのだが…

できあがったものを見ると、恐ろしくテカテカツルツル。
サテン生地なのだが、サンプルは薄汚れた小さな布だったので、
そのテカテカ感がわからなかったのだ。
まっ黄色に輝くワンピースにCは茫然とし、そしてめっさ落ち込む(笑)。

お直しは可能だが、布は取りかえるわけにもいかず。
縫製とかデザインはそんなに悪くないんだけれど、
7000円払って「ステージ衣装」のようなワンピースを入手したC。
モヒートがモヒート感たっぷり

落ち込んだCを慰めるべく、モヒートをゴブゴブ。
最初、ベトナムは水と氷に気を付けたほうがいいと懸念してたんだが、
もうあまりに暑くて、そんなことどうでもよくなり、
氷の入ったドリンクをゴブラゴブラ飲む。
モヒートはフレッシュミントがこれでもか!というくらいにゴリゴリ入っている。

それが当たり前なんだけど、
適当なモヒート作りやがる日本のいけすかないバーに
説教垂れたくなるような、モヒート感。

夜のホイアンはカラフル提灯が並んで幻想的だったりする。
でも写真はうまく撮れなかったので、とりあえず食い物を。
屋台でバナナパンケーキを購入。
これ韓国のホットクレベルでうまい

クソワンピースの恨みが募ったCは
ホテルの部屋に戻ってから、バナナパンケーキをやけ食いしていた。

結局クソワンピの対処法としては、
・紅茶とかで染めてみる → テカテカ感はとれない
・染粉や墨汁で染めてみる → うまく染められない可能性大
Cの友人A子のアドバイスによって、
「日本に帰ってからテカテカパーティをやろう」
という結論に。ドレスコードはテカテカ。みんなテカテカツルツルの服を着て、
Cの家に集合、ということで収まる。

翌朝、プールでばっしゃばっしゃ泳いでものすごい日焼け。
ドラゴンフルーツ大好き
朝食ビュッフェは非常に質が高くて、フルーツも多種多様。
私の大好きなドラゴンフルーツを鼻から汁が出るほど食べまくる。

ホテルを移動。シソンヌみたいなガイドが迎えにきてくれて、
ホイアンからダナンのビーチリゾートへ移動。
とりあえず腹が減ったのだけれど、あまりの暑さで移動する気力が出ず。

というのも、ホテルはダナンのビーチ沿いなのだけれど、
市街地へは歩いて行けない距離。
なので、ホテルの隣にある適当な飯屋へ。
英語も通じないダック・デンの店。
カニをにんにく塩こしょうでやっつける

たむろって飲んだくれていたオッサンたちに
(オッサンって言っても私より年下)
なんだか絡まれながら、なんとか昼飯にありつく。
Cの英語理解力はすごい。オッサン達が何言ってるのかさっぱりわからなかったのに、
Cはちゃんと会話。受け流す力なのか?
ダック・デン40歳とその妻と

ダックは漁師みたいで、この後浜辺で地引網を引いていた。
ほっしゃん似のダック嫁は、Cが持っていた「地球の歩き方」を熟読していた。
熟読というかガン見、なんだけど。

ホテルがあるのはミーケービーチの端っこで、
まだ発展途上のリゾート地という感じ。
ビーチはあるが、地元漁師が一寸法師のお椀のような舟に乗って、
手漕ぎで漁をしているような場所だ。

シュノーケリングしてみたが、煮干しくらいの小魚の群れしか見えず。
海はキレイなんだけど、すぐそばで地引網という違和感。

すごいよね

超アナログな舟

夕暮れ時にはわらわらと地引網

海とプールでばっしゃばしゃ泳いだ後、
とりあえずビーチサイドのシーフードで有名な店タンヒエンへ。
タライの中には魚介類てんこもり
お笑い芸人風のノリノリのお兄さんがいろいろと見繕ってくれる。
Cの素晴らしい交渉力によって、エビやら貝やらをオーダー。
一皿数百円
1キロいくら、と表示されていて、それを選んで料理法をオーダーするシステム。
これ大人数で行ったら、ホントいろいろなものを食べられるな。

しかし白飯はない。白飯に拘るCが頼んだところ、
これまた3合くらいの白飯がどかんと運ばれてきて、
さすがにこれは無理だとさげてもらう。

炭水化物を欲するC、ホテルに戻って、
屋上にあるラウンジバーへ。ここでパスタを喰う。
ダナンのビーチ沿いの夜景を見ながら、
愛想のいいボーイに快適なサーブを受けながら、
フレッシュトマトジュースのブラッディメアリーを飲み、
超気分がいい状態で部屋に戻る。

そしてそこで惨劇が待っていた。

●●は念のため隠しておく

先にシャワーを浴びていた私。
どうも浴室の排水動線がよくない。
シャワーを浴びると洗面台やトイレまで水浸しになるような設計。
浴槽はペコペコとするプラスチックのようなもので、
舌打ちしながらシャワーを浴びた。

すべて洗い終わって、さあ出ようとしたとき、
天井からステンレス製のシャワー本体が落ちてきた。
私の頭にワンクッション、そして浴槽へゴンと落ちる。
壁に1か所しか留めていないような安普請のシャワーで、
途中で外れたところから水が噴きだす。

「助けてークラシアーン」と叫びたくなるような状況、ご想像ください。
森末でも松村でもいいから、来て!みたいな。

Cが私の異常な奇声と大きな音に驚いて駆け込んでくる。
水はすぐ止まったけど、ステンレス製のシャワーが落ちるなんて。
すぐに部屋を替えてもらうものの、驚きと怒りが隠せないC。

私は案外いいネタできたな、なんて思っていたのだけれど、
Cは怒り心頭で、フロントに抗議してくれた。
「日本人はなめられてる! 宿泊料タダにするくらいの惨事だよ、これは」
と。安宿ならともかく、それなりのホテルでシャワー壊れるってねぇ。

翌日。五行山(グーハンソン)へ。
大理石でできた山を観光地化。当然うさんくさい石屋が立ち並ぶ。
五行山の洞窟入口

洞窟の中はなんともいえずキッチュな作り。
宗教の敬虔さのようなものが少なくて、できそこないの秘宝館みたいな感じ。
カラフルネオンの観音はありがたみがない

地獄の教訓

拷問図鑑

どう反応していいやら

手塚治虫的な

エレベーターがついているんだけど、片道が1万5000ドン。
いちいち金取るシステムになっている。
見晴しが特別よいわけでもなく、でも地元の人はお参りにくるようで。
線香売りつけるおばあちゃんたちを隠し撮り

山岳信仰の聖地というわりには、ビジネスチック。
ひとまずダナン市街地へ向かう。
無秩序に見えて暗黙の了解がある交通事情
まあ、中心地は車とバイクとシクロが縦横無尽に駆けている。

ロン橋
金色の竜を模したロン橋。毎週末の21時にライトアップするそう。
超合金的な。懐かしい感じ。

料理名忘れた
昼は豚肉薄切りを野菜とともにライスペーパーに巻いて食す料理を。
ミント、シソ、パクチー、タデ?、モヤシなどをてんこもりに巻き巻き。
うまい。タレがちとしょっぱい。

せっかくなので、近くにあるチェー専門店へ。
どろっとしたデザートだが、ものすごく食べたかったヤツ。
チェー専門店

メニューいっぱいの割にやる気ナシ

イモとかマメとかトウモロコシとか、要は穀物おデザ

クソ暑い中で食べる生ぬるいチェー、おいしかったわ。
見た目が吐しゃ物みたいだけど、こういう味、大好き。

毎日マッサージつき
シャワーが落ちてくるような安普請ホテルなのだけれど、
実は1泊につき1回45分のフットマッサージがついている。
これは素晴らしい。疲れた脚をもみほぐしてくれる。
私は男性にやってもらったのだが、なかなかに力強くて、気持ちがいい。
あとで青タンできたけど、それもまあよし。

サービスフルーツ
クソホテルなんだけど、もうひとつ素晴らしいことが。
朝食を頼めば部屋まで運んでくれるルームサービス制。
これは素晴らしいシステム。
コンチネンタルかベトナミーズを選べて、時間も指定できる。
ベトナミーズのフォオオオ

何度タライをみたことか
夜はこれまたホテルの近所でシーフード。
カキとハマグリ的な貝、そしてしつこくエビ。
Cの交渉力に応じて、
感じのいいお姉さんがチャキチャキ動き、願いをかなえてくれる。
カキ、これで450円くらい

3か月分のエビ食った

とにかく飲んで食べて焼けて、頭ぶつけて、
楽しい旅だった。

この旅の最初、一緒の飛行機に乗ったオヤジ軍団がいた。
(Cは組合費を不正使用して買春ツアーだとにらんでいたが)
買春だろうとゴルフだろうとどうでもいいんだけど、
そのうちのひとりが浮かれすぎちゃったらしい。

食事の後、私たちの後ろの席で、突然唸り始めた。
うーうー、と尋常ならざる声。心筋梗塞か脳梗塞か、と心配したら、
いきなり吐きやがった。最悪。
被害はなかったけど、空いている席に移動。だってゲロくさいんだもの。

そんな始まりだったから心配だったけど、
無事に体調を崩すこともなく、楽しいベトナム旅だった。

で、帰りの飛行機では前に座っていたものすごくかわいい女の子が
激烈に臭い屁をして、死ぬかと思った。

もう。汚い話ばっかり。






Posted by 吉田潮 on 2015/10/10 at 13:26:27




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