2013/08/21
合点がいく

先輩ライターのAさんから紹介してもらい、
干物や食養生の話で盛り上がって、
一献かわすことになったYさん。

久しぶりに二丁目「正」で
きっちりしっかり和食で腹ごしらえをして
(じゃがいものすりながし、うめえ)
Yさんの行きつけのお店Zへ。
BさんとRちゃんのカップルが営む、落ち着いたお店だ。

2時間ドラマの話、小説の話、ぽんぽんと
リズミカルに出てくるBさんとRちゃんの話術に
感嘆。夜の商売のプロフェッショナルって
やっぱりすごいなと感動した。
もちろん超ハードなシモネタもちょいちょい挟みつつ。

Yさんは昔テレビ系の仕事をしていたので、
芸能界の裏事情に詳しい。
うひゃーというようなダークな話もいっぱい聞く。
芸能界や政界のお稚児さん青田買い文化、あっぱれ。

Rちゃんのおすすめ小説「ジェノサイド」
Yさんのおすすめ「ボーン・コレクター」系の連作小説など
を忘れないよう携帯にメモっておく。

私が以前から抱いていたご近所さんへの疑問を
BさんとRちゃんがすかっと解消してくれた。
ありがとう。そうか、やっぱり玄人だったのね。あの人は。
合点がいくとはこのこと。
他にも何組かご近所さんで謎な人たちがいるんだけど、
その疑問もきっとそのうちほどけるんだろうな。

そうそう、話題は花火の夜店と秋田書店、で思い出した。

雑誌の編集をやっていたころ、
読者プレゼントのページをずっと担当していた。
秋田書店のように不正をすることはなかった。
小規模だったし、あんまり売れていない雑誌だったし。

で、毎月、はがきが100枚くらい届く中から
担当である私が選ぶ。
選ばれたいがために派手なペイントをしたり、
シールをベタベタ貼ったり、
はがきのふちまで色塗りしてくる人は
けっして選ばなかった。私が天邪鬼だから。

雑誌の感想をひとことでも載せてくれている人、
字に特徴がある人、ちょっとコメントが面白い人を
選んで、プレゼントを送っていた
(実際に送る作業は経理の人かバイトさんだったけど)。
で、当たった人のはがきは全部コピーをして
とっておいた気がする。
誌面には当選者の住まい都道府県とお名前を掲載していたっけ。

こんな零細雑誌でも読んでくれて
はがきを送ってくれる読者への感謝の気持ちもあった。
きれいごとではなく、本当にありがたかった。

タイトルを言って誰もが知っているメジャー雑誌ではなかったので、
読者の反応がいちいちうれしかったし、
あの頃の私は純粋だったわぁ…。

二日酔い&ノンストップ腸の蠕動運動によって、
1日エラー状態に。
でも、レ・ロマネスクになぜかハマる。
フランスで有名な日本人歌手ユニットね。
ズンドコ節、一度聞いてほしい。
Eテレで「お伝と伝次郎」って番組にも出ている。

Posted by 吉田潮 on 2013/08/21 at 17:07:02




2013/08/20
旅熱

眠気を我慢できず、時差ボケ継続中。
暇なのもよくない。忙しければそれなりに忍耐力を
発揮できるはずなのに。自堕落。

しかも我が家は暑い。
うっかりしていると気温が36度とか37度になる。
猫が玄関の涼しいところにひっくり返り始めたら
エアコンをつけるようにしている。

湿度と気温からすれば熱中症必至の部屋。
塩と水が欠かせない。
おかげで天塩が予想以上に早く切れた。
粟国の塩を買い込む。

ンな状態で、
「40歳からの新・大人の愉しみ」
「2人で愉しむ新・大人の悦楽」
が、めでたく久々に増刷。

友人・北原みのりちゃんいわく、
「羽田空港の書店に平積み。おっさんたちは旅立つ前に買うらしい」
との情報も。
旅モノエロス本、いいかもしれない。
「関係性を取り戻す快楽の旅」とかね。

気分だけは旅づいちゃってるので、
なんとなく旅本を入手。
「旅の理不尽アジア悶絶篇」宮田珠己
「望遠ニッポン見聞録」ヤマザキマリ
「グアテマラの弟」「わたしのマトカ」片桐はいり

宮田珠己はふざけた文章が大好きだし、
うっかり書店で見つけると買っちゃう。

ヤマザキマリはテルマエ・ロマエから入って、
エッセイも好き。ガイジン感覚が新鮮。

片桐はいりはまだ読んでないけど、表紙デザインがかわいい。
あんべちゃんの語り口が楽しみだ。

そしてうっかり買ったのが
三島由紀夫の「不道徳教育講座」。
読んだことなかった。つうか存在を知らなかった…。
旅モノじゃないけど、熱帯夜に読むのにちょうどいいかも。

うつらうつらしているときに
旅に行った夢を見る。

姉となぜかアジアのリゾート地みたいなところへ。
日本語通訳とかついちゃってわりと豪華な旅。
マッサージのコースを選べると聞いて、適当に選ぶ。

が、部屋に案内されたら、
インド人のおじさんとかお付きの人とかがすでにスタンバイ状態。
私からマッサージを始めるというので、
とりあえずシャワーを浴びに行く。

が、浴室がなんだか汚れている。
浴槽には油の浮いた水がたまっていて、
排水溝にはなすや白菜の切れ端が。
なんつうか、中華料理作った後の浴室みたいな感じ。

それを掃除して、シャワーを浴びて、って時間がたってしまい、
部屋に戻るとインド人オッサンがぷんすか怒っている。
オッサンだけじゃなく、日本語通訳とか姉も怒っている。

ゆったりのんびりしたくてリゾート来てるのに、
汚い浴室(クックドゥ状態の)を掃除して、
しかもみんなに怒られて。ちぇっ。

って舌打ちしたときに目が覚めた。
宮田珠己「旅の理不尽」のタイトルそのまんまの夢かも。

Posted by 吉田潮 on 2013/08/20 at 15:23:21




2013/08/19
紆余曲折

久しぶりに高校の同級生と飲む@新宿。

みんなが愛してやまない
H本がめでたく結婚したからだ。

F津、A井、K口が集まり、
場末の居酒屋でごんごん飲む。

41歳にもなると、みんないろいろな経験を経ていて、
病気自慢と住宅ローン支払いと年金と老眼の話になる。

参考のために卒業アルバムを持って行ったので、
会話盛り上がりまくり。
久々に楽しかった。

高校の同級生となると、
飾る必要もないし、気を遣う必要もないし、
17歳のころの自分に戻れる。
外見も中身もすっかりオッサンオバハンなんだけど、
感覚は17歳。

連絡がつかない同級生とコンタクトをとりたいけれど、
FacebookとかTwitterとかIT音痴だし、
スマホとかラインとかついていけねえし。

今度がーっと集まるのは葬式だよな、という話。

高校時代の懐かしい話でうっかり時間が過ぎてしまったが、
私以外は全員会社員。プロパー。カタギ。年金2階建ての人々。
明日がある人々は締めも早い。

10月にもう一度内輪で集まって、
12月には盛大に集まる予定だ。

高校時代の同級生の中には
高校時代が暗黒時代だったととらえる人も多い。
過去を捨て去る人もいれば、
過去をネタにして懐かしめる人もいる。
いつまでも過去を楽しめる人間でいたいと思う。



Posted by 吉田潮 on 2013/08/19 at 00:04:36




2013/08/18
夏のいただきもの

スズナリトマト

梅味噌が美味

田舎在住の姉からサマーギフト。

私が大好きなサンショウの蜂蜜のほか、
ブルーベリーやキュウリ、にんにく、シジミのつまみなど。

近所の農協系ストアで購入した野菜のほかに、
姉が作ったトマトやシソ、モロヘイヤにししとうがずっしりぎっしり。
ブサイクで虫食いだが、緑が濃くて、味もそこそこ濃い。

以前送ってもらったとき、びっくりするほど
元気な虫がついていて、ジョイかけても死ななかったくらい。
ゴキブリですらジョイで一発で死ぬのに、
この青虫たちはすこぶる元気だった記憶が。

でも今回はいなかった。
というか見えなかっただけかもしれない。
モロヘイヤはさっとゆでて、包丁でたたく・たたく・たたく。
かつおぶしと納豆混ぜて、かっこむ。
虫がいたかもしれないが、貴重なタンパク源ということで。
姿が見えなければ問題ナシ。

シソはあまりに大量で変色していたので、
ミキサーで粉砕。かたつむりが1匹ついていて、
あやうく粉砕するところだった。
水と蜂蜜とともにどろどろにして、絞ってジュースに。

野良シソは葉が硬い。粉砕してももっさりと
繊維質が残ったので、もったいないけど、手で絞った。
シソジュースは炭酸で割ったり、牛乳で割ると意外とうまかった。

で、姉が作った梅味噌。
梅が豊作だったらしく、いろいろと作ったらしい。
きゅうりにつけて食べるとうまいが、
たぶん豚肉とも合うと思う。

大量のトマト&きゅうり&にんにくは
ガスパチョorサルモレホを作ってみよう。
ガスパチョは酢とオリーブオイルでさっぱり。
サルモレホはどうやらトマトとニンニクと
バゲット的なパンを入れて粉砕するらしい。
あのどろっとした風合いは残り物のパンだったのか!

野菜てんこもりのうえに、
母からは鎌ヶ谷の梨が届く。
梨は大好物だし、吐くまで食べ続けることが可能なので、
毎日ごりごり剥いて食べている。

意外と知られていないが、千葉県の
船橋と鎌ヶ谷は梨が有名。
ふなっしーのおかげでちょっとは知られているかもしれないが、
梨が甘くてうまい。

ふなっしーの痙攣に似た踊りは賛否両論あるけれど、
私は嫌いじゃない。船橋市出身だし。「天魔さんがゆく」にも出てるし。

さらに。いただきもの。
Mちゃんが来訪したときに
なんだかおいしいデザートをいっぱい買ってきてくれた。
ミルフィーユとか銀六餅とかビスキュイ・フランセとか。

しっくりいった。
スペインから帰ってきて時差ボケと夏バテとだるさと生理痛に
苦しんでいたのだが、何が食べたいのか自分でもわかってなかった。
Mちゃんが銀六餅(もちもちした小サイズのどら焼き)を持ってきてくれて、
「ああ、私はアンコが食べたかったのだ!」と合点がいく。

ごはんとかそうめん食べても、
何かが違うと思っていたところだった。
日本食ラブ。和食命。そのカギはアンコだったのだ。

ということで、ここ数日の私の成分は
上品スイーツ&野良野菜&梨で仕上がっている。
糖分過多で、血糖値だけは上昇しているに違いない。



Posted by 吉田潮 on 2013/08/18 at 16:19:15




2013/08/14
灼熱スペイン旅

どっぷりきっちり夏休み。
20年以上の付き合いになる友人Mと。

学生のころからスペインは行ってみたかった。
第二外国語がスペイン語だったわりに、
覚えているのは
「ここでタバコ吸っていいですか」
「トイレはどこですか」
「とりあえずビール」
「オナラするオカマ」
程度という情けなさ。

しかも、スペインの歴史も
宗教も美術もまったくわかっていない。
でも今更予習は間に合わない。
なにかひとつでも予習を、と思って、
なぜかセルバンテスの「ドンキホーテ」を読んでおく。
しかも長いから岩波少年文庫の簡略版ね。

ドンキホーテは騎士物語を読みすぎて、
自分が騎士だと勘違い(妄想)しちゃったキチガイの爺さんの旅物語で、
サンチョ・パンサという、これまたアホな従者とともに
スペイン各地を巡って、大迷惑をかけまくる。
(どうしてもサンチョ・パンサをパンチョと記憶してしまう。伊東のせいだ)

読んでみたら、なんという迷惑な!って憮然とする話なんだが、
サンチョが意外といい味を出していて、アホはアホなりに
実は正論だったり、本質を突いた意見だったりして、面白かった。
そんなふたりがスペイン広場に。
やせぎすのドンキホーテと小太りのサンチョ

とにかく暑い。からっとしてるが、
肌がジリジリと焦げるくらいの日差し。

プラド美術館ではガイドさんが
ゴヤやベラスケス、エル・グレコの絵を主に解説してくれた。
ゴヤは馬が下手だとか、サインがどうの、とか、
手を見れば気合の入ってない絵かどうかわかるとか。
ベラスケスは宮廷画家のわりに、リアルに絵を描いちゃうもんだから、
見てくれの悪い人々からたびたびダメだしくらって、
描き直させられていたとか。

ガイドさんの独断と偏見による解説は面白いっちゃ面白い。

エル・グレコは全体的に面長で、なんだかいちいち阿部寛っぽいなあと思いつつ。
個人的にはボッスの「快楽の園」をじっくり観たかった。
ちまちました宗教絵で、日本でいえば地獄図みたいなもんね。

トレドの街並み。
カテドラルとかアルカサールとか

で、ラ・マンチャの風車。
頭のおかしなドンキホーテが巨人と間違えたという風車。
愛馬ロシナンテが、主の無茶ぶりで大けが、肩の骨外しかかったってやつ。
今はまったく動かず。
遠目に現代の風車、風力発電が見えたりもする高台。
そんなに大きくはない

メスキータ(モスク)も観たんだが、写真が非常に不出来。
アーチ形の天井が地震大国ニッポン人から見ると、ドキドキ。
イスラム教とキリスト教の争いの結果。
侵略するも建物壊さず。文化は残す。

劇的にメシの写真を撮っておらず。
つうか撮っても、ほとんどがまずそうで観るにたえない。
コルドバのスープ、サルモレホ。
おいしそうに見えないけど、割と濃厚。
しょっぱい。白いメシ食いたくなる
スペインはスープ系で、にんにくをわりとぶちこむモノが多い。
ガスパチョもソパデアホも、にんにくふんだん。

んでもって、ワインが安い。ボトルで頼んでも2000円いかない。
サービスでワインがついてるときもあったので、
わりとゴブゴブ飲んでいた。カヴァも安い。

セビリヤへ。
今回猫の世話を頼んだ母が
「セビリヤの絵皿が素敵だったわ」と恩着せがましくつぶやいていたので、
絵皿探す探す。しかし重い重い。
大皿2枚、小皿6枚。すでにスーツケースが23kg。大丈夫か。
スペイン最大の聖堂右側の塔がヒラルダ

アルハンブラ宮殿。シエラネバダ山脈をのぞむ高台に。
あまりに暑くて、猫しかとらず。
日陰なら肉球も安心観光客にこなれた様子。1ユーロよこせと言い出しそう
あちち

糸杉の庭園とかものすごく美しかった。
内部のタイルの配色が結構好み。
実際はもっときれいな色

グラナダの誰かの家。盗撮。
絵皿は飾るものなのね。
ステキと思っても日本じゃ無理

白い村とロバ車で有名なミハス。
地中海を風景として愛でたのは初めてかも。
つうか地中海ってどこまでが地中海だっけ
ちっさな闘牛場に入って、闘牛士顔ハメ画像をとったり、
闘牛場内でアホの坂田ダンスを披露。友人Mが。
アホの坂田ダンスは非公開

で、ようやっとバルセロナ。
サグラダファミリア。どうやら2026年に完成するらしい。
13年後。54歳。うーむ。
クレーンがねぇ…内側。すっごい太い柱

ガウディシリーズ、一応おさえておこう、と思って。
カサミラカサバトリョ
金持ちの文化は残され、引き継がれていく。
貧乏人の文化は消去されていく。なんてことを考えつつ。

で、今回の旅のメインはダリ。
アゴアシメシ枕つきのツアーにのっかって、いろいろと観て回ったんだが、
ダリの美術館だけはツアーに入っていなかった。
友人Mと離団して、電車に乗ってフィゲラスへ。
バルセロナから約2時間。

クロワッサンの壁に卵の天井。行きたかったんだよ、ここに。
フィゲラスは遠かった
やっぱり人気みたいで延々1時間待つ。
普段行列しているところには絶対行かないんだが、
ここは別。並んでいる間に気を失いかける。
チケット購入まで1時間並ぶ

入ってすぐの大ホールには
あの有名な絵が。ガラの後ろ姿(裸)を描いているんだけど、
遠目に見るとリンカーン、ってやつ。
その上の裸の男も気になるけど

残念ながら全体の完成図を観るには時間がなくて、
よこっちょから撮影。メイ・ウエストの顔に見える配置ってやつね。
大空真弓っぽい

ダリドア。
フランス人姉ちゃんが入っちゃった

写真をたくさん撮った割に手振れがすごくて、
自分でも驚くほどがっかり。
今回はとにかく軽くしたくて、最軽量のデジカメを
持って行ったんだが、うーむ、機能的には微妙。
友人Mのカメラに期待。
ただし、あまりに小さいカメラなので、
イタリアンで働くスペイン人のお兄ちゃんが感動して、
ちょっぱられそうになる。
ニコン、誇れるニッポンの技術。

そうそう、タパス食べようと思って入ったらイタリアンだった、という
笑える話だけど、ピザもムール貝もワインも美味しかったので
まったく問題なし、悔いなし。
ムール貝はメヒージョ。

今度スペインに行くなら、
バルセロナだけにしぼって、現代美術館とか
ピカソ美術館とか、バルセロナダリ美術館にも行きたい。
んでもって街中を散策したい。

バスで南下する旅だったので、目に焼き付いてる風景が
基本、ひまわり、オリーブ、ぶどう、松の畑。畑。畑。
めんどくさいから植えてほっときゃ実が育つ作物が多いんだそうだ。
ま、この気候だし。
オリーブの収穫、ちょっとやってみたいな。
風呂敷広げて、ゆさゆさ木を揺するんだってさ。

治安が悪いといわれていたけれど、そうでもない。
タバコせがむ謎のおばあちゃんとか、
プラスチックカップをカラカラさせて小銭をせびる男、くらいだった。

そうそう、スペインのトイレはとにかくキレイだったし、
街も想像以上にキレイ。EU加盟前後で全然違うんだろうな。
空の青さ、海の青さ、人の陽気さ。いい国だ。

友人Mとともに感じたこと。
それは「落書きは世界共通の書体」だということ。
なんつうか、もこもこ膨らんだような書体とか
ギザギザした書体なんだけど、
世界のどこへ行っても同じ書体なんだよな。
日本も同じ。アルファベットがもこもこ。
フリーメイソンのメッセージなのか? なんて笑ってたんだけど。


Posted by 吉田潮 on 2013/08/14 at 14:34:13




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